ウィッグを購入するときの注意点
色々な角度からウィッグを見よう
ウィッグを試着した時、正面からだけでなく、横や後ろ上からの見え方も確認しましょう。携帯で横や後ろの画像を撮っておくと、後々検討するときに便利だと思います。
着け心地に注意
試着をする際に見た目ばかりに気をとられ、着け心地の確認が充分に出来なくて失敗した、というケースが多々あります。医療用ウィッグの場合、使用感はとても重要なポイントです。しっかり確認するようにしましょう!
サイズ選びに注意
脱毛前に購入する場合は、髪が抜け始めた後ゆるくなることを考慮する必要があり、脱毛後の場合は、ぴったりのサイズを選ぶと自毛回復の際にきつくなり、しめつけで頭が痛くなったりウィッグが浮いてしまう事があります。
ファッションウィッグの場合は、サイズを調節できるアジャスターが付いていないものもありますので注意が必要です。
ウィッグの裏面も見てね
医療用ウィッグはメーカーにより工夫があります。特にウィッグの裏面は荒めの生地を使用しているもの、軟らかい素材を使っているもの、抗菌防臭効果のあるものなど色々です。
私の場合ほぼ脱毛していましたので、直接肌で感じることが出来ました。髪があるときに試着される方は特に気をつけて見ていただきたいところです。
また、地肌の弱い方やアジャスターがあたって痛いと感じる方は、アジャスターの無いメーカーもありますし、一度お店の方に相談してみてください。
ウィッグの重さにも注意
ウィッグの使用時間は、それぞれのライフスタイルによって違うと思いますが、一日中ウィッグを使用される方は軽いもののほうがお勧めです。
ウィッグの髪質も確認しよう
人工毛、ミックス(人工毛プラス人毛)、人毛と髪質もいろいろなものがあります。軟らかい髪、硬い髪、細い髪、太い髪、くせ毛等髪質は人によって違います。ウィッグを試着した時髪を触って確認しましょう。今までの自分の髪に近いものの方がしっくり来るかもしれません。
納得のいくまで試着を
メーカーにより色々な工夫があり、お値段もさまざまです。なるべく多くのウィッグを試着して納得のいくものを購入しましょう。
アフターケアと美容室
抗がん剤の投与が終わってから発毛まで3ヶ月から6ヶ月、髪は1ヶ月に1センチほど伸びます。元の長さになるまで結構長い間ウィッグを使うことになります。また発毛が始まってからは今まで通っていた美容室には通いづらいものです。ウィッグのアフターケアをしてくれることや併用の美容室があると安心です。ネットで購入予定の方は、発毛後のカットをしてくれる美容室を探しておきましょう。
抗がん剤治療と脱毛・発毛の経過
一般的に、抗がん剤を投与してからおよそ2週間から3週間後に髪の毛が抜け始めます。治療が終了して3ヶ月から6ヶ月(早い人では2ヶ月から4ヶ月)経過すると髪の毛はまた生え始めます。生え始めはうぶ毛のような髪の毛です。8ヶ月から1年程度でほぼ回復します。
ウィッグは思った以上に長いお付き合い!
抗がん剤投与が終わったら、すぐに髪の毛が生えるわけではありません。また元の長さになるまでは結構時間がかかります。ウィッグも思った以上に長い間使用することになります。なるべく納得のいくものを購入して、仲良くウィッグ生活を楽しみましょう。