先生から聞いた抗がん剤の話
抗がん剤投与は、点滴で日帰り?!
抗がん剤投与の説明で一番驚いたのは、入院しなくて良いこと。吐き気止めの点滴と抗がん剤の投与で約1時間ほどで済みました。吐き気止めが聞いているせいか特に気分悪くなることなく家に帰ることが出来ました。入院してベッドの上で過ごさなくて良いのは今後の不安はありますが、精神的にすごく楽でした。
主な抗がん剤の種類と脱毛の程度
抗がん剤にも色々種類があるそうです。下記の表は主な抗がん剤と脱毛の程度を表したものです。抗がん剤の種類や投与量によって、脱毛の程度は異なるそうです。さらに同じ薬でも脱毛発毛の程度やスピードは人により個人差があるようです。
程度 | 一 般 名 | 商 品 名 |
---|---|---|
高度 | シクロホスファミド | エンドキサン |
イホスファミド | イホマイド | |
ドキソルビシン | アドリアシン、ドキシル | |
アムルビシン | カルセド | |
パクリタキセル | タキソール、パクリタキセル、アブラキサン | |
ドセタキセル | タキソテール、ドセタキセル、ワンタキソテール | |
イリノテカン | トポテシン、カンプト、イリノテカン | |
エピルビシン | ファルモルビシン、エピルビシン | |
エトポシド | ベプシド、ラステット、エトポシド | |
中程度 | アクチノマイシンD | コスメゲン |
ブレオマイシン | ブレオ | |
ビンクリスチン | オンコビン | |
ビノレルビン | ナベルビン、ロゼウス | |
カルボプラチン | パラプラチン、カルボプラチン | |
メトトレキサート | メソトレキセート | |
軽度 | シスプラチン | シスプラチン、ブリプラチン、ランダ |
メルファラン | アルケラン | |
フルオロウラシル | 5−FU | |
ゲムシタビン | ジェムザール |
治療のスケジュールと副作用
下記の表は病院より頂いた、ドキソルビシンによる治療のスケジュールと治療による副作用の表です。他の抗がん剤や病院によっても違いがあると思いますので、あくまで選考資料としてみてください。人によっても副作用は出方や時期に違いが出ます。
抗がん剤を投与してからの髪の変化
病院から頂いた資料では1回目の投与から2週間ほどで脱毛が始まると書いてありましたが、私もその通りでした。まつ毛は少し抜けているようで目がちくちくするときがありました。眉毛は4回目の投与現在まだ抜けてきてはいません。
抗がん剤その他の副作用
抗がん剤投与時に吐き気止めの点滴を一緒に打ちましたので、1日目は吐き気はほとんどありませんでした。2日以降は吐き気止めの薬を処方されていました。人によると思いますが、私は我慢できないほどの吐き気ではありませんでした。
抗がん剤により皮膚の障害も多いようで、2回目の投与ごろからつめの付け根が黒く変色し始めました。また、3回目の投与の後では少し発熱、免疫力が低下しているためと思われますが、風邪を引いたりもしました。
でも、分かっていても脱毛が一番ショックな症状であり、気分が落ち込む要因でした。脱毛時の快適な過ごし方や気持ちが楽になるウィッグとの出会いは大切なものです。